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未来を生きる次世代への置き書き

英語教育、小3へ前倒し 5,6年は正式教科に 文科省が方針

suhartini, · カテゴリー: 未分類

海外へ行くとなると、まずは英語だろう。

筆者は、大学を卒業して間もなく、英検2級は取得しておいた。当時は英検2級があれば履歴書に記載でき、就活に有利とされたからだ。

 

なんでも、英語教育が本格的に始まるという方針が打ち出されたらしい。

さすがに子育て中の筆者も気になるところだが、早期の英語教育は必要とないと考える。

その理由だが、それは筆者の恩師による影響が大きい。

 

筆者は、社会人になって1年間の英語教育課程に身を置いた。

そこで出会った恩師だが、どうやら旦那さんが外交官で、アメリカに長く住んでいたらしい。また戦後間もないころ、国際交流の少年少女の代表として海外に派遣されたというので、当時の日本の状況を考えると、かなりのお嬢様だと思う。

 

その恩師は、英語を教えることになり、どう教えるべきか悩んだという。

その当時、求められているのは、英会話能力だったが、経験上、英会話能力をつけるには英語圏に住むのが一番だということがわかっていた。

だからといって、生徒を海外に連れて行き、そこで授業をやるわけにはいかない。

ならば、日本国内の学校でできる最大限のことは何だろうかと考えた。

そこで考えたのは、サバイバルという視点だった。

 

サバイバルというと大げさだが、海外旅先で急な予定の変更に際し、新たな計画を立て直す情報収集能力や、外国で医療にかかって病状を説明したり、宿泊のホテルで不都合があって補償交渉するのも、結局は暗記した単語量がものをいう。恩師ご自身が経験したことだ。

そこで恩師には、米国で活躍されている日本人の知人が多くいたので(...なんて言ったって、外交官の妻ですから!) そういった人たちに、どういう人が英会話能力が伸びるのかと聞いてまわると、覚えた単語量の差がモノを言うのだと誰もが言うそうだ。

つまり、暗記した単語量の多い人は、海外に行って知る限りの単語を並べて自分の意見を表現することができ、上達も早いのだそうだ。

 

だから恩師は、ネイティブによる会話レッスンが好まれた時代に、あえて、毎週、大量の英単語の暗記を課してきた。

あれから筆者は、いちども英語圏に住んだり、英会話を必要とする仕事に就けていないので、英語を話すのは得意でないことは変わりはない。

しかし、英語で書かれた文書を読むことは今でも苦ではない。それは、知らない単語よりも知っている単語の方が圧倒的に多いからだ。

ちなみに、40歳を超えてTOEICに初挑戦したら525とでたが、その後に猛特訓したら半年強で755にアップできた。これは、多くの単語が既に暗記済みで、あとはTOEIC独特のテスト方式に慣れるために、CDを聞きまくったからだ。

ちなみにだが、このTOEICの勉強のおかげで、ヒアリングが伸び、NHKのスーパープレゼンテーションを見るとき、字幕を目で追いつつ、英語を聞き取ることができるようになった。

だから、もしかしたら、英語環境に身を置けば、ちゃんと話せるようになるんじゃないかなあと思っている。

 

で、英語教育の早期化だが、それで将来的に英語力が上達するのか、疑問だ。

早ければ早いほど良い、というのは、ある程度、英語漬けにする環境を提供して、初めて効果が出るのではないだろうか?

 

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