桜はしょせん他人の樹だから、美しく感じる
suhartini, · カテゴリー: 未分類いつの間にか桜の季節が終わり、ゴールデンウィーク。
今年は、天候がはっきりしなくて、よほど花見好きでもなければ、いつのまにか桜の季節が終わっていたという感じだった。
筆者は、桜があまり好きではない。
というのも、桜の木が家の敷地にあって、有難みを感じないからだ。
桜の木というのは、公園とか、街路であるとか、公共の場所に生えているから、よいのだ。
なぜなら、桜は、一斉に咲き咲き始めるまでは良いのだが、その後に花びらが散って地面に散乱すると汚くなる。
しかも、その後に青葉がぐんぐん生えてきて、毛虫がつく。
年によっては、毛虫が大量に発生することもあり、そういう場合は枝ごと切り落とすのだが、これが結構な重労働だ。
花見を楽しむ桜は、通常は公共の場所にあるから、役所が、そういった面倒を請け負ってくれる。
私たち花見客は、そうやって維持された桜を楽しんでいるのだ。
しかし、実家の敷地にある桜は、個人の所有物だから、役所は関係ない。
ご近所に迷惑にならないよう、持ち主が管理しなければならない。
桜が好きではない、という理由が、なんとなくわかっていただけただろうか?
実は、もう一本、筆者の家の敷地に木が生えていて、そっちは筆者のお気に入りなのだ。
それは、桃の花だ。
ちょうど3月の肌寒い時期に、春の訪れとともに咲く。
樹が大木にならないから、管理が楽だし、枝を切って花瓶にさしてもいい。
ご近所に差し上げると、とても喜ばれる。
世の中の人は、桜ばかり愛でるのだけど、桃の花もきれいなので、来年はぜひ、ご注目を。
でも、桃の季節はまだ寒いので、野外で花見は厳しいかな?