世界を目指す前に 知っておきたい、あれこれ

未来を生きる次世代への置き書き

旦那さん(奥さん)の故郷は「地球の歩き方」にでてる?

suhartini, · カテゴリー: 未分類

国際結婚をしていると、どうしても里帰りをしなければならない。

例えば、日本人が故郷を離れて住んでいても、日本国内なら、日本語が通じるわけだし、まったく帰らなくても、どうってことないだろう。

しかし、母国を離れて住む外国人が、言葉や生活習慣の違うところに住み続けるというのは、いろいろと気苦労もある。

それが長く帰らないでいると、蓄積されてくるものだ。

だから、何年かに一度でいいので、自分が生まれ育った故郷に帰り、心の洗濯をしてくるということが必要になってくる。

そんなわけで、筆者夫婦は3年に一度、夫の母国に里帰りをしている。

たぶん、筆者のように国際結婚している人は、同じではないだろうか?

夫婦2人だけの家族ならいいのだが、子供が2人、3人といると、航空券代もかなりの額になる。

特に、仕事をしていて、お盆やGW,年末年始でないと休みが取れない場合、その費用が重くのしかかる。

なのに、国際結婚していない人は、「年末年始に海外旅行なんてリッチじゃん」とか平気で言ってくる。

「リッチじゃねえよ!国際結婚を維持するための重いコストってやつなんだよ!」と言っても分かってもらえない。

 

そうそう、筆者は、国際結婚している友人に、「旦那さん(奥さん)の実家のある街って、「地球の歩き方」に出てる?」と聞くことがある。

ニューヨークやロンドン、またはバンコクでもいいし、プノンペンでも、どこでもいい。

地球の歩き方に掲載されている街なら、それなりに里帰りは楽しめる。

しかし、何の変哲もない片田舎や、工業都市だったりすると、「地球の歩き方」には、その町に関する記述はない。

そういう場所は、全くと言っていいほど、面白くもなんともない。

食べ物が口に合わない、ショッピングをするにも、買いたいものが売っていない、見て楽しめる風景もない。

観光的資源に乏しい場所って、本当に、外国人が楽しめないのだ。

 

だから、言っておく。

もし交際している外国人が、「地球の歩き方」に出ているような地域の出身なら、たまの里帰りも、海外旅行気分を味わえる。

でも、「地球の歩き方」にスルーされちゃうような街なら、里帰りが重いコスト以外の何物でもなくなるのだ。

まあ、覚悟するしかないのだけど。

 

 

 

キリスト教徒になって、クリスマスがしんどい

suhartini, · カテゴリー: 未分類

一応なのだけど、筆者はキリスト教徒というやつだ。

大学のときに、キリスト教文化なる講義を受け、そのときのテキストで聖書をかわされた。

もちろん、当時は、単に単位をうめる目的で選択したに過ぎないのだが、アダムとイブの話や、聖書で用いられるたとえ話が面白く、授業そっちのけで読み進んでいたら、いつの間にかクリスチャンの友人ができ、そういった人たちの誘いで教会に行くようになったのが、キリスト教徒になったきっかけだ。

まあ、洗礼を受けるまでにはかなりの時間がかかったのだが、とりあえずは、正真正銘のクリスチャンとなっている。

ちなみにだが、主人はカトリックの家庭に生まれ、敬虔なカトリックだ。

で、結婚するにあたり、筆者が改宗?(正式には信仰宣言)をすることで、カトリックの仲間入りを果たした。

あんまり真面目にやっていないんですがね。

 

キリスト教徒になってよかったことは、ここでは割愛する。

というのも、信仰体験は人それぞれなので。

 

しかし、キリスト教徒になって、楽しめなくなった?ものがある。

それは、キリスト教的な行事、つまり、クリスマスだ。

今は、筆者は不真面目なキリスト教徒なので、ごく一般的な日本人の考えるクリスマスを、そのままやっている。

つまり、お酒を飲み、プレゼントを買ったり、外のイルミネーションを楽しんだり、だ。

もし筆者が独身だったら、恋人とロマンチックなクリスマスナイトを楽しんだろう。

 

しかし、キリスト教徒になったとき、その辺が微妙に違ってきた。

積極的に参加し、楽しまなくてはいけない義務?が生まれた。

 

まず、教会のクリスマス会に参加しなくてはならない。

言っておくが、クリスマス会には酒は出ない。

酒もないうえに、同じ信徒とはいえ、趣味も年齢層も異なる人と、とりあえず盛り上がらなくてはならない。

普段は酒ありで、下世話な話題で馬鹿笑いを楽しむ筆者からすると、これはしんどい。

でも、クリスチャンとして、キリスト誕生のお祝いを信徒同士で楽しまなければならないのは、多少の演技も必要になってくる。

さらに、カトリックになったときは、聖劇(キリスト誕生の劇)だの、聖歌隊の練習だのと、とにかく、ひたすら練習に励まなくてはならない。

そして、礼拝やミサの後のパーティのメニューを考えたり、買い出しが追い打ちをかける。

だから、クリスマスはクリスマスどころではない。

12月が近づくと、暗澹たる気分になったものだ。

 

なんだか、最近は、クリスマスやバレンタインデーよりも、ハロウィンの方が人気があるらしい。

理由は、前者は恋人同士で楽しむのに対し、ハロウィンなら同性の友人同士でも楽しめるあたりが関係するらしい。

日本の若者よ!それでいいのだ。

筆者は、クリスマスは生真面目にキリスト教的なことをやろうなんて考えずに、普通に楽しめばいいのではないかと考える。

そうしないと、クリスマスが一年中で一番しんどい季節になっちゃうんで。