自炊とは、不味いものを食べておくためにある
suhartini, · カテゴリー: 未分類こう見えても、筆者は自炊派だ。
バブル経済の勢いがあった時代から、ほぼ毎日弁当を持って行っていたし、インドネシアに住み着いたときも、朝市で食材を調達し、頑張って料理をしていた。
もちろん今も、毎日弁当を持参して仕事に行くし、自宅に帰ったら料理をしている。
こういう風に言うと、「料理が上手」だと勝手に思われるが、そうではない。
「料理は上手くはない」と説明しても、「でも毎日作っているんだから、腕が上がっているはずだ」と言われる。
ところが、筆者はそうはならない。
根本的に、「こどもくち」なのだ。
「こどもくち」というのは、味覚が幼稚な人を言い、いい大人なのに大好物が「カレー、ハンバーグ、スパゲッティ」という人のことを指す。
もちろん、そこまでひどくはないが、食べ慣れないものは得意ではないし、友人に誘われて外食をするにも、和食だとあまり気が乗らない。
逆に、筆者の母は、味覚が優れていて、料理が上手く、調理師の免許まで持っている。
その遺伝子は姪っ子に受け継がれ、子供のころから和食を好んでいて、大学では食物科を専攻し、食品関連の仕事に就いた。
ところが、甥っ子は、筆者と同じ。
「こどもくち」で、偏食がある。(筆者も子供のころは偏食がひどかった)
こんな感じの筆者なので、いくら毎日料理をしても腕が上がるはずもなく、なるべくレシピ本に忠実に作るのがせいぜいと言ったところだ。
ただ、味覚が優れている人って、わりと少ないのではないだろうか?
筆者は高校時代の友人が、22かそこらで結婚し、旦那さんが仕事で遅くなるという日に新居にお邪魔した。
そのときに夕食をごちそうになったのだが、豆腐ピザ(豆腐にピザソース、チーズがかかったもの)を出され、驚いた。
とりあえずは、楽しく食事をさせてもらったが、たぶん彼女も立派な「こどもくち」なのだろう。
こんな筆者がどうして毎日料理をするのかというと、習慣的な理由が主にあげられるが、もうひとつあげるとしたら、普段から美食を追及しないようにしている、というのがある。
上手く言えないのだけど、特別な日以外は、普通でよいのだ。
だから、なるべく自炊して、特別うまくもないものを食べて、特別な日のために楽しみを取っておくという感じかな?
そのほうが、外食をした時の喜びは大きいのだ。
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