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お肉の情報館
肉を食べることを正しく理解する
食卓を支える仕事について考える
食肉は、牛や豚を解体することで生産されます。そして食用肉へと加工されるまでに、いくつもの安全検査を経て、私たちに美味しく安全な食肉が届けられます。
お肉の情報館では、牛や豚が、肉や皮革などの製品として無駄なく生まれ変わっていることや、肉の解体が特別なことではなく、生産活動のひとつであることへの理解が深まるよう、資料を通じて解説しております。
肉を食べることは、ほかの生き物の命を犠牲にして成り立っていますが、ここで得た学びは、その事実を再確認するとともに、理解し、感謝をして肉を食べることへのヒントになると思います。
また、「食肉の歴史と人権」のコーナーでは、古代から狩猟により肉を食し、肉食を禁止されていた時代でも「山くじら」と称して猪の肉が食されてきた歴史が紹介されています。
しかし、その一方で、動物の処理を被差別階級の人が担うものとされてきた時代があり、今でも食肉市場の職員へ偏見が後を絶たないようです。その実例として、このコーナーでは、実際に送られてきた嫌がらせの手紙が展示されています。
小さな資料室ですが、東京海洋大学が運営する「水産資料館」の帰りに立ち寄るスポットとしてお勧めします。
水産資料館ページもご参照ください。
食肉の生産は人目に触れず、公開されることがないので、私たちは、命を頂いている事実を忘れがち。今一度、感謝の気持ちを持ちたいものです。