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空港と大地の歴史館

機動隊との激しい衝突

公共事業のあり方を考える

  • 入場は無料になります

過激な昭和の1ページは衝撃的

成田空港といえば、空の玄関口として近代的な設備を誇り、国際化された日本の象徴です。しかし、成田空港の計画から開港までに起きた反対派との激しい抗争は、忘れてはいけない昭和の歴史のひとつであり、空港と大地の歴史館はそのいきさつがわかる資料館です。


1966年、長閑な農村であった成田市三里塚に国際空港を建設する決定が下されました。建設は地元の反対を押し切って進められ、反対派との激しい攻防は12年にも及び、投石や火炎瓶が飛び交い、死者数名、逮捕者数百名をだす事態に発展。さらに開港目前には、ゲリラが管制塔を占拠する管制塔占拠事件が勃発し、成田空港の開港が2か月延期する事態となりました。


この成田空港建設問題は、住民の反対を押し切って公共事業を強行することが危うい結果を招くことを知らしめ、海外へ大きな教訓を与えた事件です。

館内は、成田問題が勃発した1970年代の時代背景がわかる資料から始まり、闘争勃発後の激しい抗争を象徴するヘルメットや火炎瓶、そして成田空港開港が開港され、今日の共存にいたるまでの過程が順を追って展示されています。

平成生まれの子供には、過激な反対運動の映像に衝撃を受けると思いますが、公共事業のあり方や反対派との対話の大切さなど、学びが得られる歴史館となっております。


場所は「航空科学博物館」の駐車場の一角にあり、表題写真のように、事務所のような建物ですので、気づかずに見逃してしまうかもしれません。

ぜひ、航空科学博物館ページもご参照ください。

成田闘争のイラスト

投石が飛び交い、火炎瓶が投げ込まれ、日本を揺さぶった成田空港建設問題。10年にも及ぶ抗争は1970年代を象徴する事件ですが、海外へ大きな教訓を与えました。

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  • 成田空港建設問題は反対派
  • との対話の大切さを世界へ
  • 知らしめた事件。過激な映
  • 像に釘づけになります。

Data

名称 空港と大地の歴史館
住所千葉県山武郡芝山町岩山111-2
電話0479-78-2501
時間 10時00分~17時00分
定休日月曜日、火曜日、臨時休館日
入場料無料
所要時間30分~1時間
ウェブhttp://www.rekishidensho
.jp/rekishikan/rekishikan
_top.html

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