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江戸を学ぶ 日本を知る
江戸東京博物館
現代の生活様式や美意識が培われた江戸時代
日本を知る大きな手がかりとなります
江戸というと、世界でも類を見ないほど発達した都市であり、浮世絵や歌舞伎などをはじめとする町人文化が栄えた時代。 そんな江戸時代に関する知識をわかりやすく学べる施設が、東京都墨田区にある江戸東京博物館です。
江戸時代は、歌舞伎や相撲など、現代も続く東京を彩る文化が栄えた時代ですが、同時に、現代につながるライフスタイルが生まれ、様々な工夫や技術が発達した時代でもあります。
例えば、現代の新聞のように瓦版が発行され、里見八犬伝のようなベストセラー小説が多数出版されたのもこの時代。江戸の町では貸本屋をはじめとする様々な商売が営まれ、今の商店街に通じる街並みが形成されました。
見所のひとつとなっている日本橋の北半分を復元した原寸大モデルは、様々な角度から眺めても、精巧に作られていることがわかり、ものづくり大国、日本へと受け継がれる高い職人技術を感じます。
このように、江戸の町について知ることは、日本という国を深く理解する大きな手がかりになり、日本人としての誇りにもつながっていきます。
ボランティアガイドを活用して
効率的な見学がおすすめ
興味深い内容が多い江戸東京博物館ですが、全ての解説を読み、理解するのは大人でも骨が折れます。
そこで、江戸東京博物館では、ボランティアによるガイドを行っており、事前の予約があれば、ガイド付きで見学できます。
江戸東京博物館では江戸時代以外に、明治大正以降の時代について展示したコーナーもあり、時代の移り変わりも学べます。
しっかり見学するには結構時間がかかりますので、十分な時間をとって行きましょう。
①日本橋の模型を下からのアングルで ②浮世絵の制作過程
③中村座から見る日本橋の模型
浮世絵の販売店の様子を、資料をもとに再現したもの。雑然とせず、お客に見やすいよう商品を陳列するのは昔から。
江戸時代の日本橋を再現したもの。 日本の高い技術を感じます。
中村座の複製。活気ある様子が想像できます。