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火遊び火災の9割が男児の仕業!
火事の恐ろしさを再認識しよう
消防博物館
防災意識を高め、火遊びの危険性を再確認
道具・言葉・火の使用が人類の進化に貢献してきましたが、とりわけ火の使用に関しては、火を起こして利用するだけでなく、火を消す技術も同時に求められてきました。小さな火なら簡単に消せても、燃え広がった火は消すことが難しく、あっという間に街中を焼き尽くす火災と化して、人々の命や財産を焼失させてきたからです。
ここ消防博物館は、そんな人々を恐れさせてきた火災や消火に関する資料や道具の展示、模型による解説を通じて、消防の知識が学べる博物館。火事の通報から消防車の到着までの一連の流れなど、現在の消防システムやその設備についても学ぶことができます。
消防の歴史のコーナーでは、江戸時代の破壊消火から、産業革命後の蒸気機関による放水具をはじめ、その時代に使われた消火具が勢ぞろい。消火技術は常に最新の技術を採り入れ、発展してきたことがわかります。また、歴代の消防車の展示も目を惹くでしょう。
火遊び火災の9割が、男児によるもの
もちろん、火遊びの危険性についても学べます。
東京消防庁のウェブサイトによると、平成23年度に起きた火遊びによる火災は41件ですが、そのうち36件、じつに9割弱が男児による火遊びが原因とのこと。
火遊びの悪戯は、かなりスリリング。女の子よりも、男の子のほうがスリリングな遊びを楽しむ傾向が強いせいか、その結果として、火遊びによる火災を引き起こしてしまうようです。
男児をお持ちの方は、この消防博物館を見学し、今一度、火遊びの危険性について話し合っておくいいかもしれません。
参考:東京消防庁ウェブサイト「子供の火遊びを防止しよう」
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201109/hiasobi.html
江戸時代の消火具
明治・大正時代の消火車
火事の発生から、119番通報、そして消防車の到着まで、一連の流れを模型のおもちゃが解説してくれます。