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楽しみながら感性を磨く
箱根 彫刻の森美術館
表現の多様性と、
作品のメッセージ性に触れてみよう!
日本初の野外美術館として、1969年にオープンした箱根 彫刻の森美術館は、近代・現代を代表する彫刻家の名作が、約120点展示されている美術館。箱根の大自然の中を散策しながら、アートに触れられるスポットとして人気です。
彫刻というと、どうしても裸体像が多いので、まじまじと眺めるのも気恥ずかしく、作品を鑑賞する機会が少ないものです。また、学校の図画では、絵を正確に書くことで精いっぱいで、芸術というものが何なのかがわからずに終わってしまいます。
しかし、彫刻の森美術館は、抽象的な作品やポップアートが充実。自分でも作れそうなものから、「なにこれ?」と言いたくなるような作品まで様々。ひとつひとつの作品を鑑賞し、作品のタイトルや制作意図を読み取ることで、表現の多様性や、作者のメッセージを感じることができ、発想の豊かさや感性を磨くことができます。
さらに必見は、ピカソ館。
20世紀巨匠 ピカソの作品を集めたギャラリーです。筆者お勧めの作品は、「花嫁衣装のジャクリーヌ」。ピカソの最後の妻であり、ピカソの最期をみとった女性をモデルにした、版画の試し刷りです。制作過程順に展示された18点の試し刷りを見比べ、作品の制作過程がわかる貴重な作品であり、ひとつひとつが、個別の作品として鑑賞できる傑作です。
また、ここでは遊べるアート作品も充実。小学校低学年の子供でも楽しめる工夫があちこちにありますので、ご家族で楽しめる休日となるでしょう。
幼稚園児が作ったような作品も、アート。芸術に親近感を持つことで、創造性が育まれます。
タイトルは「両腕」という作品。ユニークさが漂うのは、トイレで踏ん張る姿を想像する思い浮かぶから?
この作品のタイトルは何でしょう?
答えは、「密着」...なるほど、と思うはず。